痩身治療

痩身治療で大事なこと

痩身で大事なのは、はじめの２ヶ月にいかに体重を落としたかによると言われています。

当院では、自然に食欲を抑えるGLP-1製剤と、健康的な減量のための考え方・生活様式を習得するCBT-OB（肥満に対する認知行動療法）からなる痩身治療を実施しています。

どちらか単独でも治療されることはありますが、これらを併用することで、より効果的に体重をコントロールできることを目指しています。

GLP-1ダイエットとは

GLP-1とは、食事を取ると少量から分泌されるホルモンです。GLP-1の分泌量がおいと、食欲が抑えられ、少量で満腹感を感じることができ、脂肪も分解されやすくなります。

GLP-1ダイエットは、GLP-1を内服することで、食欲を抑制し、摂取カロリーを抑えること、脂肪の分解を促すことでダイエット効果を発揮させます。

GLP-1は2型糖尿病に対する治療薬として承認されたもので、現時点では抗肥満薬としての承認は得られていません。アメリカや、ヨーロッパでは注射製剤が肥満治療薬として承認されています。

副作用について

治療初期に、胃部不快感・胃が張っている感じ・頭痛・便秘・下痢といった消化器症状が出ることがあります。まれですが、急性膵炎・低血糖を認めることがあります。

※次の方はご使用ができません
・妊娠または授乳中の方
・１型糖尿病の方
・既に痩せている方

肥満に対する認知行動療法(CBT-OBについて)

GLP-1をはじめとする痩身治療も、体重をコントロールする生活習慣が獲得されないと、リバウンドすることが多いとされています。このため当院では、認知行動療法のエッセンスを用いて、減量後の体重を維持することのできる生活習慣を習得する援助も行なっております。