ADHD・注意欠陥多動性障害の症状と治療について

ADHD・注意欠陥多動性障害とは

ADHD・注意欠陥多動性障害とは、年齢あるいは発達に不釣り合いな注意⼒、または衝動性、多動性を特徴とする⾏動の障害です。

社会的な活動や学業の機能に⽀障をきたすものがADHDとされています。

ADHDの症状の特徴には

  • ①不注意
  • ②多動性
  • ③衝動性

があります。

多動性・衝動性症状の経過としては、⼩学⽣に⼊学し、じっと座っていられないなどして「落ち着きのない」「しつけがなっていない」「癇癪持ち」「わがまま」などの指摘を受けることがあります。

不注意の症状は学童期でケアレスミスの多さから学業不振に陥ることもあります。

大人でも発達障害・ADHDってあるの?

通常成熟・成長につれてADHDの多動性・衝動性の症状はある程度沈静化していく方もみえますが、大人になっても症状は残存している方は多いです。

そのため、ADHDの方たちは、周りと同じようにできない、⽣き難さを感じることが多く、⾃尊⼼の低下など⼆次障害に繋がりやすいです。

そのような状況が、うつ病や適応障害、不安神経症、不眠症、強迫性障害、パニック障害、抑うつ症状などの病状をさらに併発しやすい状況となっています。

ADHD・注意欠陥多動性障害の治療について

治療方法としては、まずADHDの治療薬としてのストラテラやコンサータなどで多動性や衝動性をコントロールします。

そして心理療法である、認知行動療法や環境調整、SST:ソーシャルスキルズトレーニング、ペアレントトレーニングを併用しながらケアレスミスなどの不注意や衝動性・多動性による自分の感情や行動のコントロールを工夫していく術を習得していく事を目指していきます。

ADHDかもと思われているご本人自身も、生きづらさを感じてはいるものの、自分の特性をなかなか周囲に伝えることができずに自分の中で悩み続けてしまっている方も多いのです。

まずはぜひ一度、お気軽に診療にお越しください。

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