精神症状は、神経細胞の働き、個人の思考パターン、さらには周囲の環境から影響を受けて生じます。診察では、主にこれらの因子がどのように症状に作用しているかを評価し、神経細胞に問題がある場合は薬剤の調整を行い、思考パターンに課題がある場合にはカウンセリングをご案内します。
つまり診察では医師が精神症状の評価と治療法の提案、薬剤の調整を行います。一方カウンセリングでは心理士が個人の思考パターンの改善を個別のニーズに応じてお手伝いします。診察は、その方法が科学的根拠に基づいているため保険適用で行われますが、カウンセリングは、思考パターンの改善という個別のアプローチを必要とし標準化が困難であるため多くは自費で行われます。