心にまつわる病気や予防、治療に役立つ情報を、
『コラム』というカタチでお届けしてまいります。
気分日記は、自分の気分や感情、行動パターンを記録し、症状の変化や再発の兆候を早期に察知するための有効なツールです。本記事では、気分日記の具体的な作成方法と活用法について、記録項目の選び方、毎日続けるためのコツ、記録の活用法、デジタルツールの利用方法などを医師が詳しく解説します。気分日記を日々の習慣に取り入れることで、自己理解を深め、再発予防や治療効果の向上に役立てましょう。
双極性障害は躁状態とうつ状態を繰り返す疾患で、内服治療の継続が再発予防の鍵です。治療継続で再発率は約20〜30%に抑えられますが、中断すると70〜90%に上昇します。さらに、気分のセルフモニタリングと社会生活リズムの一定化も再発予防に有効です。本記事では、具体的な数字を交え、これらの重要性を医師が詳しく解説します。
良質な睡眠を得るためには、入浴のタイミングと方法が重要です。就寝の1.5〜2時間前に、40〜42℃のお湯に10〜15分浸かることで、体温の調節がスムーズに進み、自然な眠気を促します。本記事では、最新の研究を交えて、最適な入浴時間について医師が詳しく解説します。
過眠症は、日中の強い眠気や長時間の睡眠が続く睡眠障害で、ナルコレプシーや睡眠時無呼吸症候群などの鑑別が重要です。本記事では、医師が最新の研究を交えて症状、原因、鑑別疾患、診断方法、治療法について詳しく解説します。必要に応じて専門医療機関への紹介も行います。
自律神経失調症は、ストレスや生活習慣の乱れで自律神経のバランスが崩れ、頭痛、めまい、疲労感、不眠、イライラなど多様な症状を引き起こす疾患です。本記事では、その原因、症状、診断方法、治療法、予防策、セルフケアについて、医師が最新の研究を交えて詳しく解説します。適切な対処で快適な生活を取り戻しましょう。
ダリドレキサント(クビビック)は、新しいオレキシン受容体拮抗薬で、不眠症治療に効果的。入眠や睡眠維持を改善し、副作用が少なく、依存や反跳性不眠のリスクが低い点が特徴です。
メラトニンサプリは、睡眠改善や時差ボケ解消に利用されますが、自己判断での摂取にはリスクがあります。副作用や睡眠リズムの乱れが生じることもあり、使用前に医師の相談が推奨されます。
デエビゴ(レムボレキサント)とルネスタ(エスゾピクロン)は、初めての睡眠薬として依存性が低く、自然な睡眠を促進します。最新の研究で安全性と有効性が確認され、不眠症治療に有力な選択肢です。
レキサルティ(ブレクスピプラゾール)は、ドーパミンD2受容体やセロトニン5-HT1A受容体に作用し、抗うつ薬の増強療法として使用されます。抑うつ症状の改善や不安緩和に効果が期待されます。
トリンテリックス(ボルチオキセチン)は、セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)で、5-HT受容体への多面的な作用により、うつ症状や認知機能の改善が期待される抗うつ薬です。